ギャングスター・ナンバー1

時々思い出しては反芻してしまう映画ベストテンにノミネートしちゃう作品です。
　http://www.gaga.ne.jp/gangster/top/top.htm

ギャングスター・ナンバー1

• 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
• メディア: DVD

　「どうしてあんな良い子があんな風に変わってしまうのかしら・・・」というカンジですが。

　あらすじは、ギャングのボスに心酔していた主人公が、オンナに現を抜かして不抜けていくボスに失望、いつしか自分がギャングのボスに君臨し・・・って感じ。

　憧れが過ぎるとその対象を勝手に神格化し、俗っぽくなると手のひらを返したように抹殺する辺り、人間の心理とはあなおそろしや。
　
　しかも主人公、残虐ぶりがあっぱれです。いくら敵でも・・・。反ってボスや仲間がｶﾞｸｶﾞｸﾌﾞﾙﾌﾞﾙ。

　そんな主人公が支持を集めるわけがありません。ボスがボスである為には情も美学も持ち合わせてないとダメなんですね。主人公が辿る道は悲劇であって然るべきです。

　英国らしくファッションがブリティッシュトラッドであります。タイトなスーツ、細身の襟元、オシャレでスタイリッシュ。ギャングにはスーツ姿が戦闘服なんですね。

　主演したポール・ベタニーという俳優さんは、調べたらダビンチ・コードの殺人修行僧を演じた人だったんですね～。　端正なハンサムだからこそ、より悲劇的に映るんですね。これがふつーのおっさんだったら目も当てられないや。

　狂気度：★★★★★

from rouxchan

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